交感神経を刺激して,気管支を拡げ呼吸を楽にして,咳を止めるくすりです。錠剤,顆粒剤,ドライシロップ,シロップや噴霧式のエアゾール,ネブライザー等で吸入療法に用いる吸入液と年令や体重,症状に合わせやすいように多くの剤形があります。ドライパウダーといって粉を吸い込む剤形もあります。
気管支喘息,気管支炎,上気道炎,肺気腫などの呼吸がくるしい症状の時に使われます。交感神経を刺激しますと心臓の働きも活発になり,脈が速くなり,動悸を感じることもあります。まれに手足が振るえることもあります。しかし、もしそのような副作用が疑われる時でも勝手に中止しないで必ず医師用,薬剤師にご相談ください。気管支喘息等は発作が重篤な場合もあり中止のほうが危険なこともあります。また同じ成分(プロカテロール)で違った名前のくすり(エステルチン,エプカロール,カテプチン,カプテレノール,メチレフト)もありますので同様な注意が必要です。

福山市薬剤師会